後ろ手でピース

2月20日になりました。私にとって、特別な日です。

2017年の今日、私が好きだった人は誕生日を迎えて乃木坂46を卒業し、芸能界からも去りました。卒業コンサートでは多くの人が彼女の引退を惜しみ泣いていました。私にとっても、ずっと忘れられない日です。

私はずっと乃木坂46のことを歌番組で見て、可愛い人が多いなと思っていました。特に、いつも目に入るのが前列にいるショートヘアの彼女で、あまり口が開かない人だなぁというのが印象でした。

可愛いなぁとは思うけどそれ以上の興味を抱くようなこともなくて、ずっとテレビで見るだけでした。楽曲のこともよくわかりませんでした。

そして2016年の10月、私は彼女の卒業発表をニュースで知りました。

当時、カナダに留学していた私はネットニュースでその記事に載っていた写真を見て、いつも可愛いなと思っていた人だと気づきました。ショートヘアのイメージだった彼女はロングヘアになっていて、美しいという言葉のほうが似合っていたと思います。

なんだか気になってしまって、卒業発表をしたラジオや、そのことを話していた乃木坂工事中を動画サイトで見ました。そして、その関連動画に出ていた乃木どこなどの動画を見るようになりました。

それまでの私の乃木坂のイメージは、ただ可愛いというイメージしかなかったのですが、動画を見ていてただ可愛いだけじゃなかったんだと驚きました。

一生懸命バラエティに取り組んでいる姿、手を叩いて大笑いする姿、そこには私のイメージになかった普通の女の子であるみんながいて、一気にそのグループの魅力に惹かれていきました。

そしてやっぱり、私が特に惹かれるメンバーだったのは、橋本さんでした。

彼女が発する独特な言葉や彼女の発想、そしてもちろんルックスも私の好みで（笑）推しメンというものになり、卒業まであと少ししかないものの、その時まで応援したいと思うようになりました。

とはいえ留学中だったので、会いに行くこともできなかったんですが…。それでも歌番組などをなんとか見るようにして、アイドルの彼女を目に焼き付けました。

そして、2017年2月20日。

24歳の誕生日に、彼女はさいたまスーパーアリーナで卒業コンサートを行い、芸能界からも去りました。

私は行けなかったけど、レポを読んで写真を見て泣きました。

ああ、もうこの人は一般人になってしまったのだと悲しかったけど、これまで苦労をしてきた彼女には、きっと幸せになれる道なのだからと自分に言い聞かせるしかありませんでした。

彼女は私たちの記憶から自分が消えていくことを望んでいるのかもしれないけど、そんなことはきっとできないと思います。

彼女が残してくれた言葉は辛くなったときに私を奮い立たせてくれるし、過去の動画を見ては彼女を思い出す日々です。

何年経ってもずっと私は彼女のことが好きだし、私にとっては尊敬する人で、インフルエンサーであり続けるのだと思います。

“君を探してばかり 距離は縮まらない” という曲の通りだなぁと( ´_ゝ`)

忘れられない私を許してほしいです。

それくらい、乃木坂にとって大きな存在だったのだと、自分を誇らしく思ってほしいです。

そして彼女にとって、乃木坂で過ごした5年半の思い出が綺麗なままで残ってくれているといいなぁと思います。

どこで何をしているのかはわからないけど、健康で幸せでいてくれたらいいな。

あなたのご多幸を、これからも願っています。

橋本奈々未さん、お誕生日おめでとうございます。